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No.2538 ラウンドアバウト交差点

2014.09.08

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 めっきり肌寒さを感じる朝夕になってきた。それもそうか・・・今日は仲秋の名月だとか。我が家でも飼育して3年目になるスズムシが元気のよい清涼感を家じゅうにふりまいている。
 初秋の色は、幸手八景のひとつになっている香日向中央通りのイチョウにも見え始めている。
 

 さて、1900年代初頭から交通事故対策としての交差点改良で、英仏などで採用されてきたラウンドアバウトが、日本でも遅ればせながらいくつかの都市で採用され始めた。慣れないとこの交差点を通過して外に出ることが難しいという思いが生じるかもしれないが、実は、慣れると意外とスムーズな感覚を持たれる交差点だと私は感じている。

ファイル 441-1.png このラウンドアバウトとはイギリスで名付けられた名称だというが、確かにロンドンに行かれた方は不思議な感覚を味わったことと思うが、随所にこのラウンドアバウトがある。
 3本以上の流入道路があり、真ん中の島部を囲むように右回りに回転しながら、目的の方向の道路に出て行くというもので、信号がないのが特徴。つまり信号に関するコストが一切かからない交差点なのだ。
 ポイントはラウンドアバウトに入ったら徐行が原則ということ。

 実は、このラウンドアバウトは何を隠そう?? 幸手市に一か所ある。
 どこか・・・幸手駅東口ロータリーがそれだ。
 変形変速ではあるが、この交差点には信号がなく、流入道路は3本。それぞれタクシープールとなっている島部を回る形で、目的の方角に出ていく形式。立派なラウンドアバウトに間違いない。ひとつだけ、より安心安全を考えるならば、北の方角に出て行く場面で、ウィンカーを点滅しない車が多いが、やはり外に出る意味での左ウィンカーと、回り込む場合の右ウィンカーは出したほうが良いと思う。ここは、交差点に進入してくる側と出ていく側との分離帯がなく、人の通行も多いところなので、交差点を回るのか、それとも出て行くのかの意思表示を示してあげることで、この部分の安全性向上はかなり高まるものと思う。もっとも人為的なミスは別の問題だ。
 どうだろう、先駆的なニュースで報じられたラウンドアバウトが、5年前から幸手にあるということを意識しながら、この交差点を通過するのもなかなかのものだと思うのですが。