春日部共栄が敦賀気比に大敗し甲子園を去った。初戦で選抜優勝校を破った勢いはしばらく続くと予測していた私としては、残念無念! いや、それ以上に優勝の可能性すらあると感じていたのでちょっとしたショックではあった。
しかし、頑張った。お疲れ様!
参加校数150を超える埼玉県が夏の大会でどうしても優勝の悲願を達成できずにいる。参加校数30~40前後の県が、名門校を有し、何度も優勝しているのは、それだけ地域の力が集約され、さらに全国区での選手集結力があるからだろうか。そこに行けば甲子園に行けると。埼玉県はいい意味で均等に力がばらけるのかもしれない。
もしも大都市圏からしか優勝校が出ない時期が続いたとしたら、選挙の1票の格差同様、校数の格差なる意見が出ることになろうが、そういう心配はまったく必要がないのが高校野球のバランスと言える。
しかし、考えてみれば昨年の夏、選抜の優勝校だった浦和学院が小島くんの思わぬ乱調で初戦負けしたが、今大会はそれの逆再現だったような気がしている。選抜優勝校の気負いが初戦にでるのかと。しかも開会式直後の大会初戦というのだから、いらぬ力が入るのか、魔物がいるのか、選抜優勝校の宿命なのかもしれない。
私は、今回の大会に大きな納得感かつ喜びを感じている。それは選手たちの足元だ。
今、プロでは当たり前になった、あのダラダラしたパンツの裾がどうしても気に入らない。長いだけで裾がしまったタイプならまだいい。しかし、グランドをずっているほどペラペラしたのは、野球というスポーツの清々しさを失わせているように思えてならない。
加えて言えば、最近の大リーグでは人種国籍を問わず、あの鐘馗様のようなアゴヒゲを蓄えた選手のオンパレードである。忙しいこともあるが、それを理由にするわけではなく、衛星にチャンネルを合わす回数が、このアゴヒゲで近頃めっきり減った。つい数日前の巨人阪神戦で驚いた。マートンがそれだ!
夜のニュースを見てさらに・・・ペーニャも。たぶんもっといるのだろう。
お願いだ! 暑苦しい姿で野球をしないでくれ!
パンツの裾は高校野球で清々しさを感じるからいいことにしよう。
ピアスやアゴヒゲ、入れ墨、チリチリヘアーなど、野球を志す青少年に良い影響があるとは思えないが、良くも悪くもアメリカは奔放だなあと感じる。ひょっとすると大学野球ではアゴヒゲだらけだったりして・・・想像したくもない!
ひと時、眉毛を細くカットした選手が甲子園にも多くいたが最近は見かけなくなった。流行とはそういうものなのだろう。
高校野球バンザーイ!