県議会9月定例会に提出される補正予算案の概要が届けられました。
その中に東日本大震災支援がどの程度組み込まれているかという点について、最大の関心が向くわけですが、結果はそれなりの額があてられたと判断できる中身でした。
今後の5年間で必要な復興費用が19兆円とも言われてますので、それとの対比での判断は正解がないといった感じですが、一県としての対応と考えると、まずまずなのかなと思います。
提出予算案の総括として、「東日本大震災による被災者の生活再建支援を確実なものにするための予算措置を講じるなど、当面緊急に対応すべき事業について補正予算を編成した」とされています。
その規模は、
◆一般会計で・・・75億3,235万1千円(累計で1兆7,022億8,078万2千円)
◆主な内容は
・被災者生活再建支援基金・・・・・・・・・・42億2,658万5千円
・被災者支援実施県内市町村への経費支弁・・・3億6,216万8千円
・放射線測定機器の増強・・・・・・・・・・・1億2,393万
・緊急輸送道路の橋梁耐震化や交差点改良・・・14億1,950万円
・被災した社会福祉施設の復旧費用・・・・・・1億2,275万9千円
となっており、約63億円が大震災支援関連予算となっています。
また、上記予算額の財源は、
・国庫支出金・・・・・・・・・・・・・・・・14億2,282万1千円
・繰入金・・・・・・・・・・・・・・・・・・6億8,862万2千円
・県債・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7億2,600万
・地方交付税(特別交付税)・・・・・・・・・40億9,738万6千円
などとなっています。
当選後2度目となる県議会。会期は22日から10月18日までとなっています。