記事一覧

No.2459 またまた20%台

2014.01.27

 深谷市長選挙は現職候補が圧勝した。この結果がおよそ事前に推測できていたのから棄権する有権者が多かったのだろうとは思うが、なんともこの投票率が29%だったというのだから寂しくなる。そして過去最低というコピーが付けられた。勝者が3万票で、かたや2千票では戦いにならなかったのはあきらかで、あまりにも現職に挑戦するには新人の出馬表明が間際過ぎたという感は否めない。
 現職は元県会議員ということだが、どこぞの会でご一緒したことはあったと記憶しているが、基本的に私はまったく存じ上げない。もちろん挑戦者の新人候補は会ったこともない。人物比較、政策論争はどうだったのか。
 いや、何を考えようが、口にしようが、選挙結果の如何にかかわらず投票率が30%を切るということは考えさせられる。時代の流れは、今後もますますこの傾向を増長させるのだろうか?
 埼玉県の傾向と言われれば確かにそうなのだが、選挙のたびに過去最低というのではやりきれない。一般的に首長選は住民の関心度も高く投票率はあらゆる選挙の中でも高い率になるものだと思っていた。だからこそ驚きと同時に言いようのない日本の政治の未来に不安を感じる。
 けっして大げさなことではないと思っている。