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No.2042 デモの実態は常に・・・

2013.12.08

 前号で5日の特定秘密保護法案の審議で国会がモメている時にふたりの国会議員を訪問した内容を報告しましたが、そこで見たデモの実態は・・。
 よーく写真を拡大して見てください。

ファイル 344-1.jpg 朝日系列を中心としたマスコミが、先頭に立って反対の抗議運動を展開しているこの法案、小説家や演劇人といった職種の著名人が名を出していることもあって、その反対運動が正義であるかのような報道が主体となっています。  
 ジャーナリストでも本当に国家防衛の必要性を認識している人は、反対行動の仲間入りはしていないので、そこのあたりよーく見ていただきたいと思います。

ファイル 344-2.jpg 一昨日の古館キャスターの番組では、北海道大学の教授とやらが出て来て、「北海道に観光に来て撮った写真を送信したら秘密漏洩で逮捕される」といった子ども騙しのような話を披露さ・せ・て・いましたが、こうした報道がまかりとる日本はいったいどうなってしまうんでしょうかね。
 
 最近、一般市民と話すたびに、「今の社会を悪くしてる一因はマスコミで、そこに書かれている虚偽と真実を見抜くことが私たち市民に課されている役割なんだよねー」などと言っている人でも、国会で数の暴挙とか審議不十分で強行採決、などといった見出しが踊るだけで、またまたその気にさせられてしまい、今度は自民党に入れないかもしれない、と口にする。困ったものです。
 私は、この「特定秘密保護法案」という名称が意味足らずだし、秘密という文言もよくないと思っています。私なら「国家防衛特定機密情報保護法案」と命名したいくらいです。もちろん、法案自体が望まずして国境紛争に近い状況が生まれている時になんとしても必要なものです。私の推測ではこの法案が施行されても市民生活にはなんら影響も変化もないと思います。自衛隊員や外務省などの職員には重いかもしれませんが、それは当然のことではないかと思っています。

 さて、デモの実態ですが、日米安保反対、日米軍事同盟強化反対、憲法9条を守れ! 原発反対、TPP反対と、なんでもありのプラカードと日教組各支部ののぼり(北海道までありました)をはじめ、写真のとおりです。
 私が議員会館から出て来た時に、ちょうどデモ隊の中心で演説していたのが共産党の志位書記長で、その後も共産党議員や福島瑞穂議員などがアジテートしたそうです。つまり反対野党ではあっても、共産・社民以外の政党はこの先鋭デモ隊と行動を共にしているわけではありません。
 いわゆる反対の材料が生まれるたびに、それーといった感じで左翼革命をぶち上げるヤカラが騒ぎ立て、民衆を巻き込むといった感じで、参加しようと現地に来た人の多くが、まもなく引き上げるというのが実態だそうです。流れの中で仲間入りさせられそうだということに気がつく人が多いということです。
 中年も多く見かけますが、私と同世代の人間は学生運動の盛りの時代を過ごした連中ですからね。昨日も機動隊に体当たりして逮捕されたふたりのうち63歳になる人がいました。まさに私と同年齢ですが、分別のある人だったら、この歳になってそんな行為はしないはずです。昔の気合が出てしまったのだろうと感じるのですが・・・。