今日17日は皇太子殿下のご臨席を仰ぎ、くまがやドームにおいて第37回全国育樹祭が開催されました。フェイスブックにも載せましたが、6,000人近くの参加者が待ちわびる中で皇太子殿下が上田知事の先導でお見えになられた時、大きな感動で会場全体が包まれました。やはり・・・皇室皇族は日本人にとって心の支えであることを慶びとともに強く再認識した次第です。
もちろん、まったく思想信条を違える組織団体があることは承知してますが、純粋素直に慶びと崇敬の思いを持つ自分をほころばしくさえ感じます。
私が生まれた年のことですが、昭和25年4月4日に山梨県で第1回全国植樹祭が開催されました。その10回目が昭和34年4月5日に埼玉県で開催された折、昭和天皇と香淳皇后が寄居町で植樹をされました。昨16日に皇太子殿下によりさらなる森の成長を願い、その樹に54年ぶりのお手入れがほどこされました。
植樹祭は現在も続けられており、今年は鳥取県が幹事県として盛大に開催されましたが、植樹に対する育樹の祈念行事が1977年に大分県で初開催され、今回が37回目。植樹祭同様に都道府県が持ち回りで幹事をお受けする形で、その実施にあたって相応の充実を図る企画が毎年行われることになったそうです。
今回の育樹祭で、日本初の林業博士であり、全国各地の名園の造園設計に深く関わりのあった林静六翁の存在が埼玉県の林業においても欠かせないものだったということも、今回広く県民に伝わったことと思います。昭和11年に博士が語られた肉声が紹介されましたが、樹木を思う考え方など大きな感動を覚えました。
樹を植え、育て、豊かな緑を形成することは国土保全に欠かせないことです。
国土保全と言えば、大切な国土が海外資本によって買収されるという実態は、視点を変えた保全対策が必要だと思うわけですが、これは日本人として当然のこととして放ってはおけない憂うべきことなのです。