記事一覧

No.2373 時代錯誤の弾圧国家

2013.09.18

 中国がおかしい! 
 何を今更という感もあるが、本当におかしくなっている様子が伝わってくる。なりふり構わぬ領土拡大覇権主義を鮮明にしているのは先刻承知していることだが、国内で起こっている事実は言論の自由どころか民主化実現をさらに遠退ける状況だ。毛沢東礼賛と言われる習近平の国家運営はまさに時代錯誤、世界平和を真逆で進もうとしているかのようだ。

 元々、反国家的動きに対しては、その真実性を問わず弾圧する中国式は、先進国家の中での後進性を意味する悲しい現実ではある。場合によっては共産党に抗し、民主化を唱える知識人に意図的な罪状を押し付けた上で拘束幽閉するというやり方さえ示す。中国共産党の価値観とは異なる不純物を暴力強制撤去するというのは、1960年代はじめの文化大革命から続くものだ。天安門事件しかり・・・。そもそも中国に人権を問う資格などないと言ってもよい。

 最近、そうした現実社会における時代錯誤の国家ルールの元、およそ100人の知識人が拘束されたという。そしてまた、新彊ウィグル自治区ではロケット砲の誤射という以外の詳細は不明だが、それに関わったとされる12名を射殺し、その他大勢のケガ人が出ているという。
 さらには、西側メディアが愛国心教育の行き過ぎを批判すると、中国の意思と気迫を世界各国は尊敬すべきだとした上で、歴史を忘れるのは裏切りだ!と罵る有様。自己中心もここまでくるとげんなりする。

 話は先の台風関連に代わる。前号で利根川水系の取水制限もまもなく解除されるはずと予測したが、県土地水政策課は「7月24日から続けてきた制限を18日午後3時に解除した」と発表。理由を台風18号の降雨とした。

 やれやれ・・・。