2013.08.08
過日書いた内容で、民主党の参院会長選で北沢元防衛大臣が優勢と書いたが、結果は逆でした。輿石氏と気脈を通じる郡司さんが33対24という結果で会長に就任し、早速幹事長に羽田雄一郎氏を指名しました。
私の予測はまったくはずれてしまいました。申し訳ありません。
民主党は、そもそも自民系の大物議員が党のイメージを表面に出していたものの、自治労、連合、日教組といった主義思想ごちゃまぜの政党だったことから野合政党と言われていたわけです。このあたりは、先の参議院選挙後にみんなの渡辺喜美党首が、「野合の政党はこうした結果をともなうということを示したものであり、これと同様の結果となるような拙速な数の論理を優先した政界再編をするつもりはない」といった発言につながっているものと思います。
民主党は、いわゆる左系政党としての舵取りを今回の会長選挙によって鮮明にし、これへの反対勢力が一気にまとまり、みんなの幹事長を解任された江田さんグループや、維新の会の若手関西グループなどとの再編が加速するムードになったものと推測できます。
一方、民主党の6奉行がようやく重い腰をあげそうだというニュースも伝わってきているので、しばらくは野党戦線異常アリ!といった様相が続くものと思われます。
いずれにしても、江田さんでも単独ではその後のポジションに陰りが出るでしょうから、何人かを引き連れての参戦が必要でしょうし、もはや体をなしていない生活、社民は別にして、どの党も近いうちに分裂覚悟の政界再編に突き進むことになるでしょう。
それにしても、日教組とつながる郡司氏が、農林水産大臣であったという民主政権の実態に、あらためて考えさせられた次第です。