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No.2337 石原さん我慢できず!

2013.06.19

 とうとう維新の会分裂か?
 私も過去ブログで橋下代表の舌禍事件を取り上げたが、石原代表が今回橋元さんに苦言を呈したというよりは、怒りの最後通告ともとれる厳しい批判を繰り出したのも納得できる。
 根本的に橋下さんは素直ではない。政治家はそれでいい部分もあるという人がいるが、国家の威信をこれだけ低下させ、外交上も厳しい状況を加速させた責任は重い。ともあれ、謝るならそれのみに徹するべきなのに、誤っているのかどうかも疑わしい強弁を続けている。
 外国人記者クラブでの対応も、先のテレビ番組でもタレントを見下すかのような発言(小銭稼ぎでしたか)をしたりと、私は常日頃から彼の人間性に疑義を唱えてきた。まさにテレビで名を売った弁護士が、無党派層の支持を得て、あっという間に政界の寵児なったわけだが、国家を任せられる器だったかどうか、あらためて考えさせられる状況だ。

 そもそも、国会人ではない人間が政党代表だというだけで、外交防衛という国政の柱の部分で犯した過ちは、あえて言わなくてもいいことを言ったということで、何様のつもりだ!といった批判を浴びることは仕方がない。石原さんは、党に迷惑をかけたのだから党員全員に詫びを入れるべきだとも言っている。
 しかし、これはとんでもないことで、橋下さんは国と国民に迷惑をかけたのではないだろうか。対外不信は質の悪いイメージを中韓だけに与えただけでなく、まったく異なる観点から欧米にも与えてしまったのだ。
 「一寸先は闇」そして「口は災いのもと」あらためてこんな簡単なことを肝に銘じてほしいと思う。もちろん反面教師にすることも必要だと自戒している。