「言論の自由」とはなかなか難しい。民主主義を標榜して、その代名詞のようにこれを主張する場合、多くはその言論は歪んだ内容であることが多いと思うのは考えすぎだろうか。
昨日の朝刊を見てため息が出た。毎月曜日になると講談社、小学館、朝日新聞などが刊行する週刊誌の見出しには皆さんも目が向くことでしょう。私などは、やじ馬根性丸出し?でこれに目をやる。購入したことは政治の世界に入ってほとんどない。これはスポーツ新聞にも言えることで、サラリーマン時代はちょくちょく買ったこれらの印刷物を買ってまで読む気がしなくなったというか、その必要性を感じない。ただし、どんなことを書いているかは気になるので、まずその大文字から注目する習慣が週刊でついた???
まあ、これほどまでに品のない表現がよくも出来るものだと思うのは私だけ? 週刊PとGには最後必ず「性」に関する特集があるが、ひょっとするとこれが購買力に一役かっている代物なのだろう理解している。それはどうでもいいのだが、昨日のはあきれた以上に笑えるような見出し。
A誌「株暴落・金利高騰 アベノミクス終焉の足音」
参院選までもたないの悲鳴
G誌 アベノミクス大ピンチに!早く逃げよ
「米国発すごい大暴落がやってくる」
P誌 背筋が凍った5月23日。
だがこれは悪夢の序章にすぎない
「株価大暴落」運命の6月がやってくる
まさによってたかって。とくにP誌は、大見出しの文字は書体を変え、斜めにし、枠内に入りきらないレイアウトにしており、他にも現政権批判の小記事が満載である。
曜日が替わるとS誌、B誌なども同様の広告が出るが、これらは総じて是々非々の姿勢が感じられ、大人の対応に見受ける。
しかし、長らく政治や経済が停滞していた日本で、幾分の上向き傾向が感じられる状況を素直によろぶことが出来ないマスコミとは、いったい国にとって、私たちにとってどんな価値観が見い出せるのだろうか。
領土を脅かされ、ミサイルを打ち込まれかねない自国の現状で、さらに政治や経済が下降することを望んでいるかのような報道風潮を、従軍慰安婦問題の反日捏造報道なども含めて、私は理解できずにいる。