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No.2321 さいたま市長選挙告示

2013.05.05

 GWもいよいよ終盤。今日「子どもの日」はさいたま市長選の告示日にあたる。
合併後の市政運営の難しさが現市長に変わってからそれまで以上に感じられることから、県議会の大物が人肌脱ぐ形となったのが今回の市長選と認識している。私も当選以来2年間、公私ともにお世話になった県議6期の長沼威先生が自民党総力をあげての候補者として市長選に打って出たのがそれだ。

 先日、テレ玉で2時間のスペシャル討論会が繰り広げられたが、やはり政治観、行政観をしっかり感じさせてくれたのは長沼候補だった。これはけっして身びいきではない。広範囲に目が行き届かない候補者、批判ばかりの候補者と異なり、全般にわたり幅広い見識と未来構想を語っていた。現職の清水候補もたじたじだった様子。彼は、元自民党県議だったが、前回の選挙では民主党の応援を得て健康に難のあった相手候補に大勝利した。
 ただ、やはり受かってなんぼとは言っても、自民党県議を辞職して即他の政党の応援をいただくことは、私にはできない。なにかと在籍時代にはお世話になっていることが多いのだ。そこのところの義理人情は押さえておきたい古さが私にはあると自覚する。しかし、それは私の弱さ、欠点であるのかもしれない。政治の世界はそういったものも許されると思えばの話だ。
 しかし、やはりそうした政治信条の腰の軽さはどうにも私は理解できないのだ。政治家とは言っても、生活もあるのだから、家族のことなど考えると私の信条など綺麗事なのかもしれないが、ちょうど私ほどの年齢にでもなると人から裏切り行為と思われる対応はしたくないという感覚になるのだろうか。そこのところは自分でもよくはわからない。

 いずれにしても、参議院選挙の前哨戦として位置づけされている政令指定都市さいたま市のトップを選択する選挙。アルディージャ対レッズなどといった嬉しいダービーマッチとは別世界の熾烈な選挙戦が始まろうとしている。