2013.03.07
昨日のことですが、前々から構想を練っていた自衛隊大宮駐屯地の視察をようやく実現することができました。
これは自民党一期生14名による新彩会の会長を拝命している立場として、ほぼ1年前から企画をあたためていたのですが、相手側が日程上、視察に応じにくい状況が続いていたことから延び延びになっていたものです。
目的は施設内にある「化学学校」と「中央特殊武器防護隊(化学防護隊)」を訪ねるものでしたが、考えていた以上に素晴らしい視察になりました。
まずは、化学学校の岩隈一佐教育部長の講話を拝聴し、その後防護隊のNBC偵察車や特殊防護マスク、放射線探知機等々、実際に福島などで活躍した近代装備の実物を拝見し、特殊車両による除染訓練を見学しました。
野次馬的興味は少なからずありましたが、今回の視察は防衛面の観点からというよりは、国民の安心安全を守り、緊急時にはその命を救けるという自衛隊の持つ大きな意義を改めて実感させてくれた次第です。
視察を思いついたきっかけは、昨年初頭に県議会で「日本を守る」といった趣旨のセミナーを開催した際、岩隈一佐が講師としてお越しいただいたことによります。海外から最高峰の勲章を授与された岩隈氏は、よくよく話してみると、なんと私と高校が同窓ということでした。そんな出会いが今回の視察に結びついたということです。どちらかというと、まだ若い方なのですが、講話を聴く限り、日本の安全を背負う一人であることは間違いありません。
最後のお礼の挨拶で、自衛隊は暴力装置だと言った政治家が最近までいましたが、国と国民を守るということがどれほど大変なことか、その一部が理解できたといったフレーズを含めて感謝と激励の言葉を投げかけました。