2012.10.10
№2234、2235で示した私見がどうやらその通りになりそうだ。いや、別に偉そうに振り返るわけではないが、昨夜開かれた自民党の全国幹事長会議で、総裁選における地方票の在り方について、決戦投票でもその意向が生かされるシステムに改革する方針が示されたそうだ。
「○を推したのに、△が当選した」というこの世界によくある不満・・・これが怨念にまでつながるパターンも少なくない。秋田県連の役員4人が選挙後即座に辞任を表明したのは、地方票で石破さんが圧倒的だったのに、国会議員だけで決める決戦投票で安倍さんが逆転勝利したことが気に入らないというものだった。その後、この4人は辞任は撤回したらしいが。
私は党内行事の結果で立場や組織を投げ出すことは大人気ない。まずは方法論への疑問と改革の必要性を訴えるべきと感じ、そんな主張をブログに書いたが、事実はそのような流れになったようだ。大人の自民党が示されたと理解するほどのことではないかもしれないが、落ち着くところに落ち着いた様子。
現状の国政国難をにらみ、自民党がどうあるべきかを考えれば当然のことであって、ノーサイド精神を示さなければ1枚岩になどなれるはずがないのだ。
そして、昨夜の全国幹事長会議で今後の変更方針が了解されたという。
昨夜、この場に出席されていた埼玉県連の長沼幹事長とお会いする場があって、このことを聞かされた。帰宅してテレビのリモコンを握ったら、ニュース番組でちょうど報道されていた。
これが自民党再生へのテープカットになればいい。