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No.2238 県議会一般質問から その1

2012.10.03

 今、本日の議会が終了したところです。先週金曜日から始まった一般質問。これまでもいくつか特筆する内容がありましたが、まずは今日の中から私が注目したものをお伝えしたいと思います。

 今日トップバッターで登壇した同期の新井一徳議員(北本選出)の9項目にわたる質問は、元新聞記者らしい鋭い内容でしたが、彼の基本は人の尊厳および社会正義について強い思いがあるようで、そうした姿勢に貫かれています。
 とりあえず一つ紹介したいと思います。
 前項でも書きましたが、今回の内閣改造で松原拉致担当大臣をあっさりと変えてしまった民主党政権では被害者救出はもはや望めないとの思いから、拉致被害者がもっとも多い埼玉県知事として何か対策はないものかと上田知事に問いました。実際に彼が発言していた時は、その内容が格調高かったせいで議場内全体がその通り!といった雰囲気になっていたと確信できました。

 肝心の上田知事の答弁も真剣かつ丁寧でした。(上田知事は常に答弁は丁寧で、作られた答弁書を読むだけではないのです)
 その中で、「拉致問題解決全国知事会」を立ち上げるなどして、国内および北朝鮮に対してこの問題への積極的な取り組み姿勢を示しているというのは、事実であり、諸々含めてまさに発信力と創造力に秀でた知事の一面をあらためて感じました。

 拉致問題と言えば、私も県議の本来の実務本分以外に、拉致問題や児童虐待問題に今取り組んでいるところで、先日、幸手駅前で3時半から6時まで市議の皆さんの応援をいただいて埼玉県救出の会議員連盟の一員として被害者救出署名運動を行いました。全国で展開しているこの運動は、1千万筆を目標としていますが、現在940万筆に届いている状況です。横田さんや有本さんなどのご家族も、北朝鮮の体制が変更した今が残された最後のチャンス、生きてあえるか会えないか自分たちも歳をとってしまいましたと涙ながらに各地で訴え続けているのです。
 お陰さまで240名ほどの署名が集まり、一人で実施した際の効果とは比べ物にならないくらいの結果に張り合いを感じた次第です。市議の皆さんにはこの場を借りて御礼申し上げます。