アメリカトランプ大統領の支持率が低下しているという。数号前に、彼のいい加減さに呆れるといった内容のブログを書いたが、その思いが更に増幅する方向となっている。和平交渉に鉱物資源の利権要求をするなど、もってのほかの行為だと思うが、それが彼の価値観であり、他が何を思おうが我関せずがトランプなのだろう。これで本人が希望しているというノーベル平和賞を授与されたなら、賞の価値たるやどれほど低落するだろうかと思う。
世界の警察とか、民主主義のリーダーとか評されたアメリカの姿はない。
今やアメリカはトランプ王が仕切る王国社会で、中露と変わらない専制独裁国家に変貌しつつあるようだ。とにかく何でも思った通りになる、世界は俺についてくるしかないとでも思っているのだろう。28日のトランプ・ゼレンスキー両大統領の会談は過去に類のない最低の口論会談となった。副大統領のバンス氏も当初から危惧されていた通りの政治家だったことを証明したように思う。
ところで、時折ある市民からお便りをいただくのですが、最近の便りに返信した内容を添付しました。というのは、その返信に示した内容と同じようなことが、28日の朝刊の週刊誌広告のトップ記事になっているではありませんか。
私が返信手紙に書いたのは、SNSが社会を変えるほど便利さを与えてくれるが、反面、それ以上に社会を低落させる使われ方が現実に増幅している、ということ。これは私の想いとして、神は罪作りなものを人類に与えたのかもしれないという思いが頭にこびりついていることが原因です。
そして、イーロン・マスクという裕福経済人がアメリカ政治の人事にまで口を出し、これをトランプが認めている事実についてです。これが週刊誌で特集されているので少し驚いた次第です。
ただただ金と物への価値観と関心を隠すことなく、世界を牽引していこうとする金銭価値で結び付いたトランプとマスク。そこに排他主義者のバンスまで加わり、これからの4年はいかなる世界に変貌するのだろうか。予測するだけでゾッとします。