新年1月は様々なイベントに議長という立場でご案内いただくことの多い月です。先週も15日に大野知事と県内63市町村議長の新年懇談会が知事公館で開催され、多くの県内自治体議長が集いました。ここには大野知事の他、部長と部長級の県の重職者も参加しています。この2年近くで知り合った議長さん方との懇親を深めることも意義深く、大切なコミュニケーションの場となりますが、それ以上に県の重職の方々との再会はなつかしさ以上に感激する場面の連続でした。
会が始まってセレモニーが終わると同時に、私に声をかけてくださる方が数人続くのですが、そのすべてが私が県議時代にお世話になった職員さんで、この10年経過の中で部長になられた方々ばかりです。旧交を温める機会が、先方から寄ってきてくれるという有難さはひとしおです。そしてなにより、昇進され立派な姿に接する現実が嬉しいではありませんか。また、ほとんどの部長さんが幸手市および市議会の現状を把握されていて、心配やら助言の言葉をかけてくれることにも感激が増すものです。
当然と言えば当然なのですが、県の職員さんは全ての自治体の実態を把握することがその職責を担うことにつながるので、それはそれは自治体情報に対するアンテナは高くしているのです。
感動モノの有難い声掛けやドバイスとは別に、その存在自体が感動モノの人物にも再会できました。それは埼玉県教育長となっておられた母校の後輩です。10年前当時は教育委員会の課長さんでしたが、昇進を伝える報道に思わずオーと感じたことをおぼえています。実際に本人に再会して、その貫禄というか埼玉県教育行政のトップになられたことに同窓生として誇りを感じるたたずまいの方でした。とにかく重厚感が半端ないといった人物でした。後輩などとおこがましく、人間も一定年齢を超えると先輩後輩など無いも同然です。
平成23年の忘れもしない東日本大震災の直後の県議選。思い出すほどにスピーカーの音量を制限するなどといった変則な選挙運動でしたねー。おかげ様で県議にならせていただきましたが、その時の県教育長も母校の1年先輩でした。そして、母校出身の職員さんたちと同窓懇親会を実現したのも懐かしく思いだされます。実は、どういうわけか当時の教育委員会には同窓生が多くいましたが、劣等生だった私からすると母校の名誉すら感じさてくれる鑑のような職員像の皆さんといったところなのです。
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No.3788 埼玉県教育長
2025.01.22