市議会ホームページを見た市民から次のようなコメントが寄せられましたので、議長としてお応えしておきたいと思います。
「9月議会の一般質問をホームページで確認しましたが、藤沼議員が一般質問を出していたのを見て驚きました。なぜ藤沼議員が一般質問を出来るのですか。職員に議場内で暴力をふるい、警察の捜査を受けた上に検察に書類送検された議員が、堂々と議会に出席すること自体が異常なのに一般質問をするなどいったい幸手市議会はどうなっているんですか。犯罪容認の議会でいいんですか」
というご意見でした。これまでにも市民団体からは3月と8月に辞職や解職を求める要望書が届けられました。それに対して、私が要望書について話し合う目的で全員協議会を案内するも、多くの議員は検察の結果が出るまでという理由で、その開催を取りやめるよう要求してくる状況でした。結局、その協議会に出席した議員は4人だけでした。
こうした経緯もある中、私は2度にわたり書類送検されたままの現状ゆえ議会への出席は自粛するよう藤沼議員に文書通達をしましたが、藤沼議員は9月議会を全日出席しています。もちろん、書類送検されたままに変わりは無いので、12月議会も私からの通達は継続しているという考えでいましたが、一般質問を通告したことには私も驚いた次第です。その情報が入った段階で私は「議長として出席自粛願いを通達している議員からの一般質問を承認したら整合性に欠け、矛盾することになるので、それは受け付けるわけにはいかない」と事務局に表明していたわけです。そこで事務局が全国市議会議長会に見解を確認したところ、「出席している状況では議員の権利である一般質問を剥奪するのはいかがなものか」というのが上部組織である議長会の見解だったもので、承認は出来ないものの、あくまでも本人の考え方の問題であり、それをさせないという判断は難しいということになりました。これから日が進むにあたってホームページを見る方も増えてくるのかなと思いますが、内実はそういうことですのでご理解賜りますようお願いいたします。