この添付の記事は数年前のものですが、私自身議員という職業についてすぐに感じたことに関わる内容です。国、県、地方自治体の違いはあるとは思いますが、議員になって以来、先生と呼ばれるたびに「議員は先生ではありませんから。議員は市民に信託された選良として働く立場ですから市民の召使いのようなもので先生ではありません。さん付でいいんです」と何度説明してきたことか。
国会の予算委員会などの議論中、互いに先生と呼ぶ場面に違和感を持つことが度々です。なぜ先生と言うのか! 互いに○○議員と呼べばいいじゃないかという疑問を常に感じています。先生呼称は未だにあることなので、そう呼ばれるたびに恐縮するのですが、議員という職業への敬意を表現されていると理解するようにしています。呼ぶ側にも価値観を個々に感じる部分もあるので、私も先生と呼ぶ相手は少なくありません。
先の選挙で青山繁晴参議院議員の演説を聴く機会があり、それは数号前のブログに書きました。ここで青山氏が言っていたことにこんなことが。
「政治家は先生ではありません。民主主義制度において選挙で選んでいただいた議員は、国民の代理人あるいは代理者であって先生ではないんですよ」
そこで思うことは代議士という言葉がありますが、これは衆議院議員だけに用いられる呼称だということをご存じですか? なぜなのでしょうか。この代議士を少しいじって代議員という言葉だと青山氏の考え方に通じ、全ての議員が代議員でいいのではないかと思いますがいかがなものでしょうか。また選良という言葉がありますが、その呼称も国民市民の為になる仕事をして本当の選良なのだということではないかと思います。
議員を先生と呼ぶことへの疑問を書きましたが、少し理屈っぽくなってしまったかもしれません。個人的なお願いとして、枝久保さん、あるいは枝さん呼称でよろしくお願いいたします。