添付の新聞記事をご覧あれ! なんと投票日27日の1面トップではないですか。私はこの新聞を講読していませんが、ある人がラインで送ってくれたのを見て瞬時に「やれやれ、またかー」と首を傾げてしまいました。このテンポイントにどれほどの有権者が誘導されるだろうかと。
ここ最近、個人的な政治信条は別にして、マスコミの偏向度に疑問を感じている人が多くなっています。この記事には、あるジャーナリストが明確に「投票誘導」だと一刀両断ノコメントを発したくらいです。まったく同感ですが、更に言えば「感情誘導」の一面もあると思います。
ひと頃、テレビ画面で瞬時の感覚で人の固定概念というか潜在的な思考に影響を与えることが話題になりました。ある番組に対して、子どもが影響を受けることへの注意喚起を促したこともありました。もう十数年前のことだったかと思います。サブリミナル効果というものです。
この記事にはそれに似たような効果が意図されているように思えてなりません。目にした瞬間、最後の「審判」に思考の決定をいざなう仕組みが施されているのではないかと。この新聞社をはじめ野党などは、裏金、裏金という煽動的批判で有権者の怒りの感情をたぎらせようとする選挙ではありましたが、実のところは、政治とカネの問題以上に、物価高に収入が伴わないといった経済問題が最大の関心事との報道があったくらいでした。しかし結果は、有権者は裏金問題に疑問と怒りを感じ、さらに2千万円問題で憤怒したのは明らかでした。
はたして、天下の報道機関がこのような表現で投票日当日の紙面を飾ることが中立公平と言えるのかどうか。アメリカの場合、メディアは支援候補を明示するという自由なお国柄だが、日本はまだメディアの道徳倫理といった観点からは特定の政党や候補者支援につながる論説・表現は控える社会だと思っていました。ところがさにあらず、特定メディアの偏向度はお構いなしの状況のようです。
マスコミごとの思想的主張は、誰もが理解しているところと思いますが、少なくとも選挙という場面ではその狙いを推理し、引き込まれないことが大切だと思う次第です。マスコミに負けるな!です。
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No.3756 マスコミ煽動社会
2024.11.05