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No.3744 第86回全国都市問題会議

2024.10.19

 掲題のイベントは、全国市長会の主催で毎年行われるもので、今年は17、18の2日間、姫路市で開催されました。前年は八戸市、その前は長崎市で開催され、毎回テーマを特定して行われます。例年2,000人を超える参加者があるのですが、熾烈な選挙戦の真っただ中という影響もあってか本年の参加者は1,800人ということでした。参加者数を聞いてご理解いただけるかと思いますが、開催は政令市もしくは中核都市が選ばれます。宿泊施設や開催開場のキャパシティからはやむを得ないということでしょう。今回のテーマは次のようなものでした。
 健康づくりとまちづくり
 ~市民の一生に寄り添う都市政策~

 このテーマは開催都市である姫路市の清元市長が現役ドクターであり、医療的な感性で姫路市の健康改革を運営されていることに起因していると思われます。内容としては、身近なテーマということで興味深い点がいくつもありました。しかし、大都市では可能なことであっても、中小の地方都市では実現の難しさを感じるものも・・・ただ、はなから無理と決めつけるのではなく、目標を設定してチャレンジする姿勢を持たないといけないと常に感じますし、推奨項目にはそれが可能なものもあります。
 そのひとつに、誤嚥性肺炎の死亡率が高まっているとうものがありました。死亡原因の6位だそうです。歳とともに喉の筋肉が弱まり、飲食時の送り込みが順調ではなくなるというのです。飲食物が肺に送り込まれると死に至ることもあるので、日常的に喉を使うことを意識する生活が必要となります。
 私も5月のことでしたが、カレーパンを食べている最中に会話をし、息を吸い込んだ時に、過去経験のないほどの誤嚥性の咳込みを経験しました。苦しいことといったら半端なものではありませんでした。そして、さらにひどかったのは、それから約2カ月ほど咳が続き、ゼイゼイ感に悩まされたのです。コロナかインフルかと思い検査もしましたが、そうではありませんでした。
 飲食事の会話や、首の向きを変えるのは危険ですので気をつけましょう。
 高齢者の中には、たとえば独居老人では日々ほとんど会話をしない人がいて、そういった方は、喉の使用率が減少することから力が弱まるので会話自体が健康維持のために大切だとしています。また、それと同様の意味にも理解できますが、カラオケは喉の為にはとてもいい療法になるのだそうです。そういえば、カラオケイベントでの挨拶で来賓のほとんどがそうしたことを話します。医学的にも認められているということですので、喉を使うことを意識されて日常生活を送ることを推奨したいと思います。カラオケ万歳!ですね。