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No.3613 静かなる弔意を+α

2022.09.27

 いよいよ安倍元総理の国葬が今日執り行われることに。
 当初、国会議事堂前から武道館に出向き、静かに手を合わせたいと考えていましたが、狂気とも思える反対運動があるということなので、自宅で安倍さんへの敬意と感謝の想いを捧げることにしました。

 
 ツィッターでは「鳴り物を持参のうえ、〇〇に集まりましょう」といった一般投稿があります。お祭り騒ぎで厳かな葬儀の邪魔をしたいのでしょう。
 共産党の志位委員長は、事件当初「政治的立場は異にしても、ともに国政に携わってきたものとして、亡くなった方には礼儀を尽くすのが我が党の立場だ」と発言していました。ところが、彼が今から5時間ほど前にツイートした内容は、「国葬反対9.27国会正門前大行動。私も参加します。たたかいはこれからです! 明日を新たなスタートに!」と投稿しています。
 これが亡くなった方に礼儀を尽くす行為だろうか! 安倍さんの死を政局の材料にし、たたかいはこれからで9.27を新たなスタートにしようというのです。たたかいを漢字にしなかったのは文字イメージを考えたのでしょう。

 私は今の国葬反対狂騒交響曲を聞くにつけ、見るにつけ、安倍さんがそれだけの大政治家だったのだと感じています。政権転覆が仕事と言えば仕事の野党ですから、立憲民主党のように体制変わって体質改革かと思いきや、結局は批判ありきの対決姿勢の継続としか感じさせない党もあります。
 しかし、それ以上に、共産党は他の党とはまったく異なる主義に基づく不変の極論言動が多い党です。党員一人一人は違うんだろうと思わないではありませんが、洗脳とまではいかないもののどこかで思想統括もしくは思想蹂躙されているのだろうかと感じます。日本共産党設立100年ということですが、そのうち志位さんは20年もの長い間、委員長として反体制政治のトップにいます。なぜなのか。私の頭ではどうにも理解できないのです。

ファイル 1540-1.jpg 今、朝の6:50で深夜に書いたブログの付け足しですが、昨日26日の富山新聞社説「時鐘」を確認できましたのでご紹介します。地方新聞は情報受信系列という観点で共同通信、朝日、毎日の流れに乗っている社が多いと聞きますが、こうした社説を掲げる社もあるのです。これが正論にあらずして何が正論かです。
 全国12か所と聞き及びますが、国葬当日に安倍総理襲撃犯人の映画を上映するそうです。ここまで日本人の心がすさんでしまったかと感じますが、鹿児島では上映中止が決まったそうです。愛知トリエンナーレのように、また表現の自由騒動につながりそうですが、何も国葬当日に合わせる必要があるでしょうか! 時間的経過を踏まえれば、脚本や撮影、編集にかなりのスピードをかけてわざわざ国葬当日に合わせたということでしょう。
 これも、現代日本において健やかな心の安寧と健康が損なわれているという現実なのでしょうか。富山新聞さん、ありがとう!