一般質問も終わりました。今回は思わぬ方向に気合が入りすぎ、若干消化不良の状態です。これについては、また取り上げるとして、今号は最近起こった国内の事件について触れたいと思います。
❖新潟で街路樹剪定中の作業員が感電して亡くなられた方が・・・。
幸手に限らずどこの自治体でも街路樹を満足に剪定している光景を見かけなくなりました。予算措置がなかなかとれない財政状況にあるのも一因かと思いますが、街路樹も歩道の植込みもありとあらゆる行政管理区内で、必要以上の緑の成長が見られます。街路樹に至っては、電線のはるか上まで成長しているものが少なくありません。同様に、個人宅の庭木が道路にまで伸び、電線に降れる状態も見られるのですから、台風などで強風に襲われたら近隣一帯への影響がでるのではないかと心配しています。
しかし、今回の事件は剪定作業中の死です。人の死は想像以外のシチュエーションがあるものだと驚いた次第です。
行政が業者発注委託で処理するのが基本となっている事業ですが、ここで深くは書きませんが、契約条件も今後見直しが図られる可能性もあるでしょうか。
また、街路樹の剪定を行政に依頼しても、行政曰く、市民の方の中には緑を整理することに反対される方がおり、作業員がそういった言葉を投げかけられる場面があるといいます。かように事は簡単ではないということです。
❖下関で社屋崩落
この崩落現場画面を見て、幸手市役所の現状に重なってしまいました。ご存じのように昭和43年に竣工した本庁舎ですが、議事堂部分、とくに傍聴席などを考えると、この崩落も他人事ではないと感じた次第です。
下関の事件は、建物の庇部分が直落し、その際、本体の躯体を引きずり込む形で壁周辺のコンクリや鉄筋が落ち込んでいました。
幸手庁舎は事務所内でも壁にクラックが入っており、雨漏りも各所に見られることから、地震時の危険度はかなりでしょうし、まさに下関のように自然崩落を心配するべき状況だと思います。
一般に市庁舎新築は市民の理解を得にくいと言われますが、限界というものもありますし、面接に来た学生さんなどはどう思うだろうかなど心配するのは私だけではないと思います。他の自治体に優秀な学生さんの気持ちが向かないだろうかと。
市内のどの地に、どういった図面の建物を、どのくらいの予算で新築するか・・・私だけでなく数人の議員が何度となく質問している新庁舎建設は待ったなしの現庁舎不安があってのこととあらためて指摘したいと思います。