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No.3593 コロナ対策はどう変わる

2022.08.07

 新型コロナウィルスについては、発生以来災害に立ち向かうコラムとして書き込みをしてきたが、3年を経過する状況になって社会全般の認識がかなり変化していると最近強く感じる。
 それは、BA5の感染率の高さを重く受け止める風潮と、そうでない流れに分かれつつあるように感じるられることもある。また、今の時点で発症地がどこだとか、世界の感染状況がどうだとかといった感覚はほとんど無くなっている。実際、日本で言えばこれだけの感染再拡大であるにもかかわらず、行動制限はしないと政府はしているし、2類から5類への移行も検討されているという。まさに、その段階で、コロナのインフルエンザ化ということになるのだろうか。
 昨夜はBS放送で3年ぶりに復活した青森のねぶた祭りを生中継していたが、300万人近い参観客が来訪する東日本最大の祭りは、その参加人数という点では完全復活している感じだった。つい数日前に青森の感染者が3000人を超えて過去最高だというニュースに接したばかりなのだが。主催者側による規制は若干あった程度で、テレビ放映権を支払ってもライブ中継をする局があると言うこと自体、今の段階では止むを得ないのだろうか。いや、そうした権利売買がされているからもはや中止という選択は無かったのかもしれないが、およそ他のイベントでも同じような感じで参加者制限をしているようには見られない。東京ドームのプロ野球も画面からはほぼ満員だった。
 ところが、身近なところでは、ソフトボールに関する県内の公式大会は9月分まですべて中止が発表された。街中での会話では、今日は幸手で104人も出たみたいねーと挨拶の次に来るのはコロナ感染者数に関するものが多い。そうは言いながら、マスクはするもののさしたる行動制限をしているようにもない。多くの顔に疲弊感がある。何をするにも不安感が拭えないというのもストレスがたまる。
 前にも書いたと思うが、累計の感染者数の発表はもはや意味があるとも思えず、日々の感染者数も東京で何人と速報が毎日出るが、だから何なのか、どうしろというのかとも思う。イベントの実情からすると、矛盾しているように感じるのはおかしいことだろうか。ウクライナ問題の関係もあるだろうが、他の国のコロナに関する報道はほとんど見られなくなっている。
 今の段階では難しいかもしれないが、先行きの話として、この感染ピークがある程度の数値迄下がったならば、そこで5類に移行し、消毒やマスクは続けるものの社会の在り方に通常の姿に戻すことを考えるべきなのかもしれない。なぜなら、社会の一部は間違いなくコロナで疲弊している状況にある。
 香日向中央通りからさいくり線に出て右折したすぐ左側にある蕎麦ウドンの全国チェーン店が7月末で閉店した。見るたびに駐車場がガラガラだったので、しばらく前から通過するたびに心配していたが、さほどの日数も経たないうちの閉店だった。何から何までコロナの影響とは思いたくないが、こうした現実を見ること自体精神的にいいことは無い。観光バスも多少は見るが、時期的にはもっと多いはずではないかと思う。
 個人差はあると思うが、私的には数字に心を動かされないようにしたいと思う。