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No.3442 オリンピック開幕!?

2021.07.20

 時の経つのが速くて追いついていかないくらいです。暑さ上昇中につき、頭も身体もバイオリズムが低下傾向・・・などとは言ってられない忙しさが続いていることもありますが、明日オリンピック競技が開幕なんですねー!
 明日はソフトボールとサッカーが開会前にオープンですと。驚くも何も、数日前にメジャーオールスターゲームで日本どころかアメリカ中が大谷選手の動向に注目するという、頬をつねりたくなるほどの喜びにあふれたばかりで、スポーツの祭典が明日始まるというのですから、まさに気持ちが追い付かない状態と言っても過言ではありません。

 ところで、バッハ会長に関する報道が歓迎的なものよりは、むしろなぜ来たんだ的な報道が見られます。まったく日本の報道機関の理念、倫理観の欠落は、左派リベラル的社是も関係してるのでしょうが、突撃取材が正当正義であるかのように繰り返す記者の若返りとともに増幅している感がします。
 そして、今日は橋下徹氏の発言が大きく取り上げられています。この方の思想信条はいったいどこにあるのかわかりにくいですね。基本的にはところかまわず噛みつくタイプですが、良いことも発言しますしね。
 今回は、バッハ会長が福島で行われる3大会ぶりの野球の初戦で始球式に臨むことに対して、次のような批評をしています。「一度決めたことをやめられない体質が会長だけでなくIOC自体にあるようだ」と。
 つまり、始球式に臨むバッハ会長のみならず国際リンピック委員会をも批判しているのです。いつも思うことですが、辛口の批評・・つまり批判をするのは簡単です。ところが、これが一般受けして夕刊紙などが売れる傾向があります。人は誰もが批判やスキャンダルが好きで、その対象が著名だったり、ビッグだったりすると尚更ストレスを解消してくれるような感覚になるのかもしれません。しかし、これは全くの勘違いだと私は思います。メディアによる売上げを意識した嗜好に相乗りすると、それ自体で返ってストレスが増幅すると思うからです。メディアに上手に接するコツは、事実は半分以下を頭に入れて接する方が楽です。
 それでも、中国の実態を見聞きするたびに感じる憤りはなかなか抑えることが出来ない自分ですが。

 今、メディアの主たる報道はワクチンとオリンピックです。それも不安を煽る内容にあふれています。
 橋下さんの発言もそういったメディア志向にたまたま同列に並ぶ発言に感じます。また、メディアはそのような発言に目ざといようです。
 韓国選手団が福島の生産品を食べないと選手村に入った途端に主張し、窓には対日批判というか日本には負けないと言っているかのような垂れ幕を張りました。バッハ会長はIOC判断として取り外すよう指示を出しましたが、選手自身の行為であったならば、あきれたスポーツ精神と言わざるを得ません。
 五輪憲章20条には政治的カラーを持ち込まないことが示されています。文大統領が来日し、菅総理との首脳会談が報道されましたが、韓国側の強気な方針で急遽来日を中止。今や選手団も引き上げるというボイコットにまで発展しそうな状況だというのです。いつまで続く対日敵視といったところですが、福島への終わりなき問題提起は国家の品格としていかがなものかと思います。
 橋下さん、バッハ会長は日本人が愛すべきスポーツ№1の野球の復活を共に喜び、それが復興五輪と称する福島で開催するということで、始球式に臨むことを考えたんですよね? そんなことわかってますよ!とあなたなら言うかもしれませんが、あなたの言葉はいろいろな影響力を持っていることを意図しての発言だとしたら悲しいことです。