17日の時点で幸手市の感染者が111名となった。13日の前々号№3389では103名とご案内したので4日で8名の増加である。ちなみに111番目の感染者は20代男性無職で同居家族に感染者ありとなっている。いろいろな方に事情を確認すると、家族感染及びカラオケ感染が原因だという。確かに埼玉県でも同様のことを報道しているので頷けることではあるが、カラオケ経営者にしてみれば尋常なことではない。死活問題ともいえる状況だ。小生思うに、もはや緊急事態宣言の効果はないのかもしれない。
中国では感染すると、まずはその家の封鎖、つまり扉に板を釘付けして外出を禁じ、万が一は逮捕となる。食料は定期的に運び、その地域の感染状況を徹底的に洗い出し、地域封鎖をする場合もある。その際は軍隊が道路に出て見張るという徹底ぶり。これも一党独裁ゆえに大衆は従うのみである。
中国は人権問題が常に取沙汰される国ではあるが、まさに感染防止対策の究極は人を人とみなさない国家的手法がとられているようで、こうした暗部が報道されることはほとんどない。
これを見習う国は北朝鮮以外にあるとは思えないが、自由な言動が許される国で感染対策が行き届かないというのはなんとも皮肉なことである。なおかつ、そうした自由と人権を謳う国での最近の風潮で不思議なことは、人権や平等を建前にして言論の自由に縛りをかける動きがあることだ。何が何だかわからない時代変化の様相を感覚的に捉えているのだが、読者の皆さんはいかがお感じでしょうか。普通に生活しにくい世の中になりつつあると、私の触覚は微妙に感じている。
さて、今日18日は消防議会の定例会があり、さきほど議案書に目を通したところだが、五輪の聖火リレーに関わる感染対策予算が県の支出金を原資に予定されている。五輪の開催についての世論はどうなっているのだろうか。アスリートファーストはわかるが、世界がコロナ禍にある実情にあって、戦い勝利することにスポーツの情熱と汗の結果としての価値が見いだせるかどうかは疑問だ。
明日19日は幸手市議会の最終日。迷走した教育長人事が採決でどうなるか。それから、後半の2年に向けて新たに議長などを変える互選人事が15人によって行われる場面もあるやもしれぬ。それについては、すでになにやら水面下の動きもある様子で、まったく悩ましい限りである。結果はどうなることやらだが、私は自ら蚊帳の外を標榜しているので議会人事には関心ない。ただ、世間的に、また市民感情として疑問を持たれない人事が望ましいのは言うまでもない。