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No.3346 コロナ恐るべし!

2020.11.19

 昨18日、全国で2000人超え、東京の493人の陽性者報道に驚いた方がほとんどだったのではないでしょうか。私もドキッと感に襲われましたが、と同時になぜ?という疑問が直ぐに頭をよぎりました。過去最多という文字はここのところ聞き慣れていたつもりですが、いきなりのハイジャンプ数値はどう理解したらよいのかという感じではないかと思います。
 今の報道状況は、個人情報及び人権問題を優先することで、詳細な感染場所や感染経路は知らされないシステムです。それはそれで理由がはっきりしていますし、その心配は現実にも見られるようですのでやむを得ないと理解しています・・・がしかし、単にPCR検査受診者が増えたことに比例した数値ではないような気がしてなりません。もちろん、その影響もあるとは思いますが、東京都の年齢別陽性者からは若い世代に増加傾向が顕著にみられるということで、11日のブログにも書きましたが、Go Toシリーズの解禁によって、人の気持ちが一気に解放感に覆われたということではないかと思えてならないのです。それが証拠に、週末の食事処やホームセンターでは駐車場が満杯の状態です。我が家ではしばらく外食はしていないものの、スーパーやホームセンターには買い物に行きますが、土日に行くのは控えようということにしました。
ファイル 1263-1.jpg 東京の夜の飲食業の風景をテレビで見る限り、立派な賑わいを見せています。会話も笑いも通常と変わりない感じです。
 自粛生活から生じる閉塞感(飽きたとかつまらない感)は私たちの年齢でもありますが、とくに一人住まいの若い世代では、その閉塞感に耐えられない人がいてもおかしなことではないと思います。そういう意味では、必ずしもGo To Travelは利用していなくともGo To Eatは若い人中心に利用されているのではないかと。もちろん、北海道を始めとした全国的な増加傾向は旅の影響もあるとは思いますが、東京や大阪の数値には何か違うものを感じます。観光業や飲食業支援の国の施策も国民それぞれのモラルやマナーをベースに講じられるものと考えると、その信頼性を確保する難しさを痛感する次第です。
 すでに北海道では夜10時までの営業という従前の状況に戻る依頼が発せられたようですし、緊急事態宣言の再発令がないとは言えません。
 ファイザーやモデルナのワクチンに期待が集まって、株式は上昇を続けているようですが、実態経済は各種業界の大手チェーンが閉店数を増やしたり、多くの部品メーカーを傘下に抱える国産ジェット飛行機の開発が中止に追い込まれるなどといった情況です。また、学生の内定率が60%台に落ち込むなど、コロナによる就職氷河期が本格化しないとは限りません。
 今は、ひたすらワクチンと治療薬の完成が待たれます。