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No.3275 ポジティブに、優しく生きる

2020.04.27

 日々目に入り、耳に届く情報は間違いなく生まれて初めて経験することだとの実感があります。テレビをつければ、新聞を開けばほぼコロナ一色。そして、地球が、世界が、皆一つになってコロナと戦っているという現実を目の当たりにしています。ある意味、人類の全てが皆同じ土俵で生きているという感じもするくらいです。しかしながら、いまだにネガティブな言動をする人達がいる傾向は残念でなりません。
 皆、考えることはあるでしょう。しかし、たとえば政治的には、政権が発する個々の施策や発言をその都度批判というか、イチャモンといったレベルで罵る傾向があちこちに散見されます。目を覚まさせるためには、それも必要で言うべきことは言った方がいいという声もあるようですが、今は一つにまとまるべき!という声が多方面から出ている事実と、国民一人一人が心に期すべきは、自分が感染しないというオウンゴール防止思考をなにより優先させることではないでしょうか。それが劇的に感染を止める最大の策ではないかと。そうではありませんか。
 後出しジャンケンのような批判は卑怯な感じがしてなりません。

 首相も閣僚も、知事の何人かも、テレビで拝見する限り皆疲労感満杯ではありませんか。不要不急の外出を避けて欲しいと懇願に近い形で訴える姿の裏には不眠不休の実態があるだろうことは、十分理解できるところです。医療従事者をはじめ関連職制の方々も、自らが感染の可能性の渦中に居ながらにして活動をしてくださっているわけです。
 そうした現実を理解しながら、道徳観豊かに組織行動をとることが出来るのが日本らしさでもあります。これからは、第二弾、第三弾と事業及び生活再建策の構築に国や都道府県では正に不眠不休の状態が続くことでしょう。
 野党が補正予算の組み換えを提出するにあたり、徹底的に戦うなどと発言していますが、まずは決まった第一弾を早期実施し、どの道1回や2回の補正予算ではとても足りないはずですから、仕切り直しはそこからでもいいではありませんか。 
 ともあれ、上辺しか知り得ない人たちが、やることなすこと何でも文句といったことでは良くなるものも良くならないのと違いますか? それは自らにもネガティブな実態を生んでいるとも思います。
 総論、各論、右論、左論・・・まあ、好き勝手に飛び交っている感じですが、個々の思いはコロナ終息後に総括することにしてはどうかと感じます。パンデミックな状況に神経質になって、ネガティブな批判を発してもストレスが溜まるだけです。意見と批判は心にもたらすストレスは違うものがあります。うろたえることなくポジティブに、今こそすべてに対して優しい目で接したいものです。イライラ、ギスギスは禁物ですよ。