記事一覧

No.3272 コロナが照らす心の奥

2020.04.17

 今更言うのもなんですが、武漢ウィルスはすべての社会事象に過大な影響をもたらしています。日々、世界から打電されるニュースは、BSのワールドニュースなどでも武漢ウィルス関連が多くを占めています。昨日は、安倍総理一律10万円給付を宣言、トランプ大統領WHOへの拠出金停止発言が内外のトップニュースでしたが、今日の報道でも、経済停滞を意味する大企業の新たな対応が示されています。
◆鹿島、大林組が全国の工事を休止
◆イオンモールが全国142店舗を休業
 さらには、15道県が休校期間延長へという報道もありました。全国全域緊急事態宣言発令により国民一丸の感染防止対策がいよいよ・・・となったはずですが、命に対する個々の価値観にはずれがあるようで・・・!?!?

 さて、今回の問題で感じたことですが、どんなことにも批判や反対が先立つ人がいるのを理解することが出来ません。何事も賛否どちらにしても100%でないのは理解していますが、前代未聞、未知との遭遇、第三次世界大戦とまで言われる武漢コロナの対策で、当初から万全の対策が出来ていた国があっただろうか。中国の隠蔽体質をきっかけにほぼすべての国が迷走したというのが実態ではありませんか。
 名を上げたらきりがありませんが、マスコミ、メディア、一部の識者、タレントたちの言いたい放題には辟易します。とくに、専門的知識もないのに推測で物言うのは緊急事態宣言後の対応としては行き過ぎています。もっとも、マスクの効果はほとんどないなどと言う医者もいるくらいですから、我々聴く側の情報選別吟味力が問われるところです。そんなわけでここのところ、ワイドニュース番組から遠ざかるようになってしまいました。聴いていて心苦しさが増すばかりなので。いつから、日本はこんな国柄気質になってしまったのやら。この難事においても政局に持ち込まんとする動きにも深い疑問が隠せません。
 マスクをせずに病院やスーパーに行く人。県外にまでパチンコをしに行く人。命にスペアは無いという杏ちゃんの言葉をどこまで理解しているのか! いったい現実を把握しているのは誰だろうかと思いますが、これが絶対というものを模索する状況下での防疫対策、治療対策、経済対策その他の行政施策に対して、世情がこれでは打ち出すそばから感染者は増え続けるのではないかと危惧する日々です。