2019.11.21
今号のタイトルですが、皆さん伝統工芸品に指定されている品が全国にどれくらいあるかご存知ですか? 実は、235品目あるんだそうです。その最も新しい235番目に「行田足袋」が指定を受けたことが昨日発表されました。小中の頃から社会科授業でその名を頭に叩き込んできた県の特産品ですので、県民として嬉しく感じるニュースです。
埼玉県では2013年の「秩父銘仙」以来6年ぶりのことで5件目の指定ということになります。235品ですから47都道府県の割合で換算するとちょうど5件平均ということになるので埼玉県もなかなか良い工芸品があるということになりますね。ただ、伝統工芸というくくりで考えますと、今後埼玉県でどういったものが候補に挙がるでしょうか。
ちなみに、過去の4品とは「江戸木目込人形」「春日部桐箪笥」「岩槻人形」「秩父銘仙」ということになりますが、県内他地区でどういった伝統工芸が継承されているものやら? 「小川和紙」「羽生藍染」などもその雰囲気を有しているような気がしますが、伝統工芸となると難しいのでしょうか?
この国の指定を受けるメリットには次のようなものがあります。
◆後継者育成や需要開拓事業などに、国の財政支援を受けることが出来る。
◆一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会が実施する全国の物産展への出品。
◆伝産証紙ラベルを貼ることが出来、品質保証とブランド化が図られる。
そこで、はたと考えて我が街幸手には何があるのだろうか?・・・・・残念ながら、それらしき工芸品が直ぐに浮かんでこないのが寂しい感じです。