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No.3205 懲りない芸能界。必ずまた起こる!

2019.11.17

 沢尻エリカの逮捕には驚きもあったが、それ以上に納得する感覚が残るのはなぜだろうか。薬に関する問題児は問題児の域を抜けることが出来ない一面を田代まさしに感じるが、沢尻エリカにはなんとなく薬に結びつく感じがあったのは事実だ。美貌という最大の利点を芸能界で活かせるのは、持って生まれた天賦のものであり、それゆえに恵まれた境遇にあるはずなのに、性格破綻に近い人間性が素直に生きる人生を選択させないのだろうか。破格の収入と贅沢な生活に若くしてまみれると一般人としての感覚から離れていくことは理解できる。
 しかし、今回の逮捕劇に対しておかしな発言をする芸能人がいる。ラサール石井や東ちづるといったタレントさんが、政治の世界で何らかの問題が発生すると、芸能人が逮捕されるという主張。政治から目を離させる対象に芸能人が祭り上げられるといったことなのだろう。万が一、自らがこうした逮捕劇の主役になったとすると、間違いなくこのような主張を検察に向けるのだろう。つい最近、田代まさしの懲りない逮捕劇があったばかりだというのに。
 麻薬で逮捕される芸能人は枚挙にいとまがない。名を上げたらきりがない。しかも、それを何度も繰り返す人間が少なくない。真面目に生きる芸能人もいると理解はするが、このような事件の折に、政治とからめる発言で芸能界がいじめられているかのような思考があること自体々芸能人としてどうだろうか。
 一つの組織で犯罪者や容疑者が出れば、組織のゆるみ、たるみを指摘されるのは当たりまえのことであり、そこに綱紀粛正という状況が生まれるのである。芸能界は個人経営なのか、いや所得的には個人経営のスポーツ界で犯罪を起こした人間は永久追放になる場合もあることを思うと、芸能界にもそうした厳格さがあってしかるべきである。後輩いじめが時折問題になる相撲界でも、付け人への暴力で引退という最高の罰則を受けた力士がいた。まだ20代前半の人生における挫折である。持てるタレント才能を駆使して、見るものを癒し、元気にしてくれるという点ではスポーツも芸能も同じだ。チュートリアルの徳井氏の税逃れ問題はどう感じているのだろうか。ラサールさんに問いたい。