9月定例会の一般質問は、通告はしたものの市長選を直後に控えている状況では、する側にとって少々気抜けしたのは確かなところです。1か月後に新市長を迎える執行部職員にしてみれば気もそぞろの面が生じるのは致し方のないところ。とくに、市長と同じ特別職の副市長は職務代理者とはいえ、確定的な答弁は出来ないでしょうし、控えることも予測されます。それはまた間違いとも言い切れません。
それでも質問は議員の権利と義務と考えて通告しましたが、主体は、現状確認や過去の経緯に関するものに集約した形となりました。
1.渡辺前市長の退職に至る経緯と今後の対応について
(1)事件後の市の対応
(2)市長退職金の取り扱い
(3)新市長就任までのイベント対応
2.幸手駅西口モニュメントについて
(1)制作者決定の経緯と契約方式
(2)制作者以外で設置までにかかわった業者
3.学校現場の実態と改革について
(1)学力アップと教員モチベーションの関連
(2)児童、生徒の悩みの現状と対策
(3)私立中学進学の実態
(4)全国学力テスト結果の年次推移
(5)アフタースクールの現状
(6)小中一貫校の実現への考え方
4.市職員の長期休暇の実態について
(1)心身の病気等により3か月以上の休暇を取得
した職員の過去5年間の数値
(2)その原因と対策
5.幸手中央産業団地について
(1)現状と今後
6.期日前投票業務の委託について
(1)契約内容
(2)業務委託の範囲
7.幸手市人口の未来図について
(1)県内自治体上位の人口減少の実態及び対策
8.市公共交通機関の今後について
(1)6月議会一般質問後、踏み込んだ未来案協議は
しているのか
(2)他の自治体の実態調査は具体的にしたのか
以上、一般質問の基本的考え方からすると、いささか項目が多くなってしまいましたが、7と8についてはまさに新市長に聞きたいことでもあるので、12月議会の予告になってもいいと考えながら、とりあえず挙げておいたものです。時間が足りればもちろん確認はしますが、人口減少問題は簡単な議論では済ませられないテーマですので今後も主体的な質問の対象となっていくでしょう。
それと、くどいようですが、納得できる答弁はそうそう期待出来ないことを想定しますと、あまり突っ込んだ質問や指摘、要望もむなしくなる可能性があるので、確認といった感じの質問が多くなりそうです。やはり、市長不在というのは異常ですし、定例会が行われるにしても空白期間のイメージが拭えないのは残念なことです。