朝からいくつかの電話に対応、途中地域の会合に出て帰宅後、また電話電話。もちろん、すべて昨日の、議会と市長の実情を伝える新聞を見ての電話である。読売と埼玉がストーリ展開と経緯について市民にわかりやすい記述になっているように感じる。そこで、購読者数と1面掲載の観点から埼玉新聞の記事をと思う。
文中いくつかのポイントがあるので、若干の補足を。
◆「複数の議員は同法にのっとり定数4分の1以上の議員による臨時会の招集を13日に請求する予定だった」
この文が意味するところは、臨時会の招集は地方自治法第101条において、1.市長から、2.議運で可決することを条件に議長から、3.4分の1以上の議員によるという3通りがあり、臨時会招集が速やかに図られないならば、3つ目の方法で実行しようとの思惑だったということである。この複数の議員6名には私も含まれている。
◆「16日朝、市長と複数の議員が面会」
ここにある複数の議員とは、臨時会の招集を思慮していた前項の議員を除く議員と思われるが、9名すべてかどうかは定かではない。いずれにしても、特定して選抜した議員だけに市長は現在の思いを、つまり自ら辞職する考えはないことを示したと理解できるのだが、これもいかがなものかである。この期に及んで何故議員を区分けするのか不思議でならない。より不信感が増すだけではないだろうか。
◆最後4行「不信任案が否決された場合は、複数議員が法的に拘束力のない辞職勧告決議案を提出する見通し」
これは、記者が議員への聞き取り調査で感じたことを書いているように思えるのだが、可能性はゼロではない。モラル欠如という稚拙レベルで全国に恥をさらした市長に対する議会対応が、法的拘束力のない内容であっていいのだろうか。これで議会としてのケジメと考えるならば、市民の怒りは再び高まり、議会へ、議員へ向けられることになるであろう。
臨時議会は20日以内に招集されることになるが、定例会の期日も近いことからより速やかな招集をすべきである。はたして市長がどういった結論をもって対応をするか。
暑い中の貴重な時間をお願いしずらいところですが、臨時議会の傍聴をお勧めしたい。ネットよりは議場の臨場感が高揚し、なにより議員の緊張感も高まることになります。市議として復活するやいなや、こうした前代未聞の状況に直面するとは予測だにしなかった。内容が内容だけにやれやれといった思いが先に立つが、幸手市の今後を考えると誠にもって重要な局面に遭遇したものである。