大津市でいたいけな2歳児二人が未来を見ずして亡くなりました。主要道路の交差点での事故がまたか!といった感じで伝えられた瞬間、慟哭に近い感覚に襲われました。いつの時でもこの種のニュースは衝撃的です。防ぎようのない交通事故が少子化を憂う社会現象下で再び子どもの命を奪った罪は重いものがあります。直後に、これは右折車が直進者との間隔に余裕を持つのが足りなかったのだろうと感じました。その後、やはり右折車の女性運転手が逮捕され、直進者の運転手は釈放されたようです。しかもそれぞれの呼称は容疑者とさんに代わっていました。昨今、この種の間合いをもたずして曲がろうとする車を見かけることが多くなりました。
とは言え、亡くなった命は戻らないのです。慎んでご冥福をお祈り申し上げる次第です。
今朝、日課のスクールガードをしている時に、近所の奥様から「枝久保さんも気を付けてくださいよ!」と。ふと、考えると小生が毎朝立っているのも、大津市の事故現場と似た状況にあります。不思議なことに、それに結び付けて思い至ることがなかったので、「あっそうかー、考えてみれば同じことが起こり得る場所ですよねー」と言葉を返しました。心配した上でのあたたかい言葉をかけられたわけです。対岸の火事ではないということです。
さりとて、立哨地点はそうそう広いわけではありませんし、通行者たちの邪魔になってもいけません。結構難しいものがあります。
また、香日向地区の最南面は長い直線道路が続く道です。数カ月前に香日向駐在所員の立ち合いの元、6時50分~7時10分くらいまで交通事情を確認しましたが、60㌔から70㌔ほどのスピードで走り去る車が数台いました。道路沿いのご家庭で車を発進させる怖さは相当なものがあると直感する状況でした。
川口市の事故以来、ゾーン30という危険防止対策が図られています。住宅地内や学校に近い道路では速度制限を30㌔にするというものですが、守るか守らないかが尊い命の分かれ目と思うとドライバーの人格にたよるところ大だと確信するのですが、あおり運転が止まない事情を鑑みると、この点についても心配が無くなることはないのかもしれません。