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No.3113 人口減少

2019.05.03

 令和の幕開けということから、前号では慎んで譲位の行事に関わる想いを綴りました。しばらくブログのトップに置いておきたいところでしたが、そうも言ってられないと感じることが!
ファイル 1022-1.jpg 今朝、広報さってが配られ、いつもの通り裏表紙に目をやると・・・なんと
4月1日付けの我が街の人口が81人も減少しているではありませんか。これにはいささか驚きました。季節変動の多い時期とは理解しつつも、これほどまでに憂うべき現象が続くことに先行きが思いやられます。1年間で507人、2年前からは1,052人の減少です。
 選挙戦では、この問題を中心にマイクを握りましたが、5年後に5万人を割るとの演説は3年でのことになりそうな雲行きです。世帯が48も増えている不可思議さも含めて、いよいよもって幸手市の未来に中心的思いを向けざるを得ない事態になって来ましたね。
 新時代の幕開けに何を期待しますか?とメディアに問いかけられたら、国も然りですが、一自治体という小さな世界では国以上に期待とはかけ離れた状況になりつつあると答えるかもしれません。それほど強い不安を感じるのですが、それはそれとして、どうすりゃいいんだ!という打開策を同時進行させないと打つ手はますます後手に回ります。もはや、国自体がそうだとか、どこの街でも同じ状況だといった比較論でお茶を濁すだけでは解決への糸口すら探り当てることは難しいでしょう。
 マクロな現象をミクロで治めることの出来る手立ては、複合的な観点が必要で、単発で効果の出るカンフル剤はないと言えます。今こそ、市政の方向性を執行部側だけで構築するのではなく、議会との二輪関係で進めるべきだと思いますが、さて。